食事・点滴・サプリで考える「NAD+・NMNサプリとの付き合い方」
「NMN点滴、気になるけど毎回何万円も払うのは現実的じゃないよな…」
そんなモヤモヤを抱えつつ、NMNサプリや“NMN入り食品”の情報を眺めている人は多いと思います。
この記事では、NMN点滴・伝統的な和食・NMNサプリの3つを並べながら、「NAD+との付き合い方」をできるだけフラットに整理してみます。

NMN点滴の現実:1回◯万円、月1〜2回推奨
まずは、よく話題に上がるNMN点滴の価格感から。
美容系・自由診療のクリニックでは、NMN100〜300mgあたり1回15,000〜30,000円前後という価格帯が一つの目安になっています。
- 100mg:1回あたり約1万5千円〜3万円
- 200〜300mg:2〜5万円クラスになるメニューもあり
- 月1〜2回ペースを勧めるケースも多い
このあたりを続けていくと、年間で数十万円コースになるので、「ここぞというイベント前に」「医師と相談しながら短期的に」という使い方には合いますが、「毎月の習慣」にするにはなかなかハードな価格帯です。
食事でどこまでNAD+を支えられるのか
「そもそも、伝統的な和食だけでNAD+を増やせるなら、それが一番じゃない?」という考え方もあります。
NAD+は、ナイアシン(ビタミンB3)やトリプトファンなどから体内で合成されるので、これらが十分にとれていれば、NAD+の“材料”はある程度まかなえます。
ナイアシン・トリプトファンが多いとされるのは、例えばこんな食材です。
- 魚介類(カツオ・マグロ・タラコなど)
- 肉類(鶏むね肉・豚レバーなど)
- 大豆製品(豆腐・納豆・味噌)や乳製品、卵、バナナなど
焼き魚+味噌汁+納豆ご飯、豆腐やきのこの鍋、玄米や雑穀ご飯といった“昔ながらの和食”は、実はNAD+の材料を自然に取り入れやすいメニューです。
その一方で、「NAD+の材料を意識してとる」ところまで狙ってコントロールするのは難しく、加齢や睡眠・ストレス・運動などの要因までは食事だけではカバーしきれません。
年代別に見る「食事だけで頑張るとしたら」
もしNAD+周りを食事メインで意識するとしたら、年代ごとにざっくりこんなイメージになります。
20〜30代:たんぱく質多めで攻めやすい世代
- 朝:オートミール+ヨーグルト+バナナ+きな粉
- 昼:鶏むね肉やサバの定食(玄米や味噌汁付き)
- 夜:豆腐・納豆・きのこ入りの鍋+野菜多め
この世代は肉・魚・大豆を比較的しっかり食べやすく、ナイアシンやトリプトファンを確保しやすい反面、忙しさや外食で理想通りにいかない日も多くなりがちです。
40〜50代:胃腸と相談しながら“バランス重視”
- 朝:納豆ご飯+卵+味噌汁
- 昼:焼き魚定食や豆腐ハンバーグなど脂控えめの主菜
- 夜:野菜多めの鍋に豆腐・鶏むね肉・きのこをプラス
仕事・家族のスケジュールが複雑で、「理想の献立」は頭にあっても、コンビニ・外食が混ざるのが現実、という人も多い年代です。
60代以降:量より“消化しやすい質”
- 朝:おかゆ+焼き鮭少量+青菜のおひたし
- 昼:豆腐と白身魚の煮物+玄米や雑穀ご飯
- 夜:湯豆腐+きのこ・野菜たっぷり
食べる量そのものが減ったり、脂っこいものを避けたりする中で、「食事量を増やしてNAD+前駆体を稼ぐ」という戦略は取りにくくなります。
和食は「NAD+の材料になる栄養素をきちんと入れておく土台」としては優秀ですが、和食だけでいつまでも同じ見た目・コンディションを保つのは現実的ではないかもしれません。
昔の世代が“年齢に応じたきれいな老け方”だったのは、和食による栄養バランスに加えて、カロリー控えめな暮らしや適度な活動量など、いくつもの要素が重なっていた結果と考えるのが現実的だと思います。
「アボカド〇〇個」問題と、サプリの現実的な役割
NMNについては、「アボカドに含まれる」「ブロッコリーに少量入っている」といった話もよく出ますが、必要量を食品だけで賄おうとすると現実離れした量になるという例も紹介されています。
あるクリニックでは、NMN250mgを食事からとろうとすると、ブロッコリー約100kg、アボカドなら数百個レベルが必要になるという試算も出されており、日常生活では到底無理な数字です。
以上を踏まえると、次のような整理になります。
- ナイアシン・トリプトファンなど「NAD+の材料」は、和食をベースにした食事で十分カバーし得る
- NMNそのものを食品だけから必要量レベルでとるのは現実的ではない
- 点滴は「集中してがっつり入れたい人向け」、サプリは「毎日コツコツ続けたい人向け」のオプション
ナイアシンやトリプトファンが取れていればサプリ不要?
読者が気になりそうなポイントとして、「ナイアシンやトリプトファンが十分とれていれば、NMNサプリはいらないのか?」という疑問があります。
ここではっきりとさせておきたいのが、「食事が土台、サプリは+α」という点です。
- 食事でナイアシンやトリプトファンがしっかりとれているなら、「NAD+の材料」はある程度まかなえている
- そのうえで、年齢やライフスタイルを考えながら「毎日一定量を手軽にキープしたい」「点滴ほどハードじゃない形でNAD+まわりを意識したい」という人にとって、NMN・NAD+系サプリは“食事+αの選択肢”になる
という考え方が現実的だと思います。
点滴・食事・サプリをどう組み合わせるか
- 点滴が向きやすい人 「医師と相談しながら集中的に試してみたい」「イベント前などピンポイントでコンディションを整えたい」「通院の時間と費用をかけてもいい」人。
- 食事ベースを重視する人 「まずは和食中心の食事を整えたい」「サプリよりも日々の食習慣を見直したい」人。
- サプリが向きやすい人 「通院の時間は取りにくいけれど、NAD+まわりは意識したい」「毎日決まった量をとることで、生活リズムに組み込みたい」「食事だけでは日によってムラが出やすい」と感じている人。
と整理できます。
この記事は以上です。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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点滴や食事と上手に組み合わせながら、「無理なく続けられる+αの選択肢の一つ」としてリヴィエールも検討してみてください。
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